3手詰ハンドブック

浦野真彦著「3手詰ハンドブック」を毎日少しずつ進め、攻め方と玉方それぞれで1周解きました。
巷の評判に違わず、さすがの良本です。
基本的な40問から始まり、色々な詰み筋が盛り込まれた200問。
解説も丁寧で、複数の解答がある問題は全て記載してあります。
とは言っても詰め上がり図は1つだけなので、解いた後に詰め上がり図を見ると「あれ、違う?」と思ってしまうこともありましたが、解説を読んで正解と分かります。

僕には難しい問題もあり、解くまでに時間が掛かったり間違えた問題もありました。
特に玉方を持つと比較的時間が掛かりましたので、練習が必要と認識。

初段クラスになるとこの本一冊を10分未満で解けるそう。問題を見た瞬間に分かるということですよね。
改めて初段の凄さを認識しました。

 

 

駒落ち定跡「四枚落ち-棒銀対△3二玉型」

所司和晴著「駒落ち定跡」から「棒銀対△3二玉型」
上手玉が3二に上がって受けてくる形を棒銀で破ります。
四枚落ちを通して何度も出てくる▲1二歩。上手の香がいないことを利用していますね。

これで四枚落ちは終了。八枚落ち・六枚落ちと比較し複雑になってきました。
下手が一手間違えると負けそうな順が多く、強い上手に勝ち切るのは難しそうですが、色々な手筋が出てきて勉強になりました。

 

 

駒落ち定跡「四枚落ち-下手9筋攻め」

所司和晴著「駒落ち定跡」から「四枚落ち-下手9筋攻め」
下手棒銀戦法ⅡとⅢは下手がはっきりとしませんでしたが、この章を読むと、上手の右金が玉の方に行くと難しいので9筋に呼び込んでいるということでしょうか。
9筋から破って竜を作り、上手玉が必至の形まで説明がありました。
角を銀で取られても逃げずに飛車を成り込んだり、僕が実戦で真似できるもの少なそうですが、考え方として1筋がダメなら9筋から攻める、ということと理解しました。

 

 

駒落ち定跡「四枚落ち-下手棒銀戦法Ⅲ」

所司和晴著「駒落ち定跡」から「四枚落ち-下手棒銀戦法Ⅲ」
前章がはっきりしない形勢で終了しましたが、1筋を攻めず下手じっくり指す順。
ここで初めて下手が玉を囲いました。今までずっと居玉でしたが、カニ囲いでしっかりと。
銀挟みの手筋も出てきました。
7筋でと金を作ったところで終了。「と金の遅早」で十分間に合うということですが、僕はここからどうやって寄せるのか分かりません。。

 

 

駒落ち定跡「四枚落ち-下手棒銀戦法Ⅱ」

所司和晴著「駒落ち定跡」から「四枚落ち-下手棒銀戦法Ⅱ」

上手が右金を守りに使い、棒銀で1筋・2筋が破れない。どうするのかと思ったら、はっきりしない形勢で終了。

上手目線で並べて受け方を学びましたが、下手優勢になるのは次章でしょうか。

 

 

駒落ち定跡「四枚落ち-下手棒銀戦法Ⅰ」

今日から四枚落ち。所司和晴著「駒落ち定跡」から「四枚落ち-下手棒銀戦法Ⅰ」
四枚落ちはお馴染みの棒銀
今まで当たり前のように指していた飛車先の歩を交換するメリットが記載してあります。
上手の香がいないので▲1二歩が急所の一手。先に銀を捨てるので大丈夫なのかと思いましたが、と金で桂を取り、細かい攻めで成香を作るテクニックがすごい。
上手の△5六歩からの攻めが怖いのですが、それを利用して竜に続き馬も作って下手が勝つ順になっています。
これを勝ち切れる下手は終盤力がある方でしょう、今の僕は無理そう。

 

 

1手詰ハンドブックNo141~No300

少しずつ進めていた浦野真彦著「1手詰ハンドブック」を最後まで終えました。
一冊終えた感想です。

将棋初心者の方、始めたばかりの方に絶対的にお勧めです。
将棋上達には詰将棋が推奨されることが多いですが、いきなり3手詰だと挫折する可能性があります。
まずこの本で駒の特性や、あらゆる詰みの形を学習するのが良いと思います。

しかし実戦と詰将棋(1手詰)は異なることがあります。
・1手で詰むことが分かっている
・持ち駒があれば、それを使うことが分かっている
・必要最小限の駒しか記載されていない

僕は実戦で時間に追われると1手詰を見逃してしまうことがあります。そこは実戦を繰り返すことで向上するのでしょうか。